みなさんシートメタルという言葉をご存知でしょうか?
眼鏡用語として業界的には一般的なものでもユーザーの方にはわかりにくいワードってたくさんあると思うのですがコレもその1つかと思います。
1つ1つのパーツをロー付けによってつなぎ合わせるのが昔ながらの眼鏡の作り方に対し、一枚のシート状の金属をレーザーでカットして作っていくのがシートメタルになります。
ロー付けによって作られる眼鏡は、一つ一つのパーツを異素材にできたり、立体的な構造を作りやすいなどの特徴があります。
それに対してシートメタルは、フロント部分のベース素材が一種であること、ロー付けが無いこと、そして軽量であることなどが特徴になります。
また、シートメタルはドイツ発祥のスタイルで、歴史的には1998年に登場したと言われています。
極薄のステンレススチールを重ね、板状にしたものをレーザー加工し、ロー付けをせず、ネジを一本も使わずに眼鏡を組み立てていくスタイルを世界に先駆けて提案したのはic!berlin(アイシーベルリン)でした。
シートメタルは軽く、しなやかで、丈夫です。
ロー付けのない眼鏡はとにかく長持ちします。
眼鏡の破損はロー付け箇所を起点としたものがとても多く、そもそもロー付けされていない眼鏡は破損が起こりにくいのです。
シートメタルは今では当たり前になったスタイルですが、眼鏡の作り方の概念を変えた製法といっても過言ではありません。
それまでになかったものが当たり前になるというのはとても凄いことで、チャレンジしても当たり前にならずに消えていく、そんな眼鏡も数多あるのですから。
ドイツならではのインスピレーションで生まれたシートメタル。その原点はやはりic!berlinです。
デコラ東京では11月8日から11月17日までの10日間、ic!berlinの新作サンプルと人気モデルを多数集めたイベントを開催いたします。
今季からロゴが一新され、よりキャッチーで日常に取り入れやすいモデルが多数ラインナップされました。
まだシートメタルフレームを掛けたことがないという方、ぜひご体験ください。
一度掛けたらやめられない。
シートメタルの合言葉です。
(プレス 漆畑)
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