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FISH&CHIPS 最新作 “CABLE-SR”

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December.

2014.

こんにちは。デコラ東京の漆畑です。

今日はクリスマスイブですね。

日頃、音楽、映画、本など洋物とは縁遠い私でも不思議とイブ的な時期にはホワホワとクリスマス気分に飲み込まれるから不思議です。

アメリカンカルチャーを色濃く受けてきた国に生まれたのだと実感します。

クリスマスといえばサンタ、サンタといえばパラダイス山元さんですね。
ラテンなムード歌謡クラブバンド“東京パノラママンボボーイズ”のメンバーであったパラダイス山元さんはアジア人初の公認サンタとして知る人ぞ知るところでありますが、盆栽の鉢に木や苔だけではなくフィギュアを立てる芸術“マン盆栽”創設の家元でもあるわけで、ここに洋と和の深い結びつきを見出したのは私だけではないはずです。

それはさておき、洋のモノをフィルターにかけてアップデートするテクニックにおいて、日本ほど突出した国は他にないでしょう。

街がエネルギッシュに躍動する年の瀬、私たちは日本の眼鏡製造技術を駆使して、ブリティッシュテイストの当社オリジナルアイウェア“FISH&CHIPS”から新作をリリースします。

古き良き英国紳士が愛用した眼鏡のイメージをショップ解釈でアップデートしたシリーズです。

今回のモデルは、クラシックメタルのルーツとなるサドルブリッジのケーブルテンプルモデルです。

モデル名は“CABLE-SR”

2014122401

CABLEはケーブルテンプルを意味し、SはSADDLE BRIDGE(イチ山)、RはROUND(丸型)です。

ケーブルは日本で縄手(ナワテ)とも呼ばれます。

テンプルの先が縄のような網目になっていて、フレキシブルに動き、耳に巻き付く仕様です。

英国のジェントルカルチャーである“乗馬”の際に眼鏡がズリ落ちないために考案された仕様と言われています。

当時はレンズもガラスで重かったので鼻の高い英国人でも乗馬のような激しい動きの折には困ったのでしょうね。

サドルブリッジもの鞍の形にちなんだもので、英国発祥の眼鏡デザインには馬絡みのディテールが多いのも面白いところですね。

本モデルでとくにこだわったのはレンズサイズです。

当時のラウンドシェイプは小振りなものがほとんどで、骨格の関係上、アジア人が縄手のラウンドを掛けるのは孫悟空が三蔵法師に頭の輪っかをグイグイ締め付けられるが如く拷問に近いもので、リアルサイズを掛けられる方は限られています。

それに比べてサイズアップした当方の“CABLE-SR”はすこぶる掛けやすくなっています。しかし、サイズアップの真の狙いはフィット感という観点からだけではなく、ファッション的な“抜け感”を出すための“大きめ”ラウンド提案でもあります。

“抜け感”をもう少しイメージしやすく言えば、未成熟な若者が大人のファッションに憧れて勢い買った洋服がちょっとルーズフィットして見える感覚というか、背伸びして大きめのものを着ているときの初々しさというか、お堅いクラシカルなメガネというよりポップなクラシック感と言いましょうか、そんな感じです。

とはいうもののニッチなスタイリング提案ではなく、みなさま思い思いのスタイリングを楽しんでいただければと思います。

カラー展開は以下の4色です。

2014122402-W

W  ¥29,160

2014122403-G

G  ¥29,160

2014122404-WBK

W/BK  ¥30,240

2014122405-GYT

G/YT  ¥30,240

英国的ロイヤルな雰囲気と日本的ポップなモード視点と製造技術、それらが高次元で交わった渾身作ですが、細かなディテールチェックを重ねておりまして、予定納期をちょっと押しています。

先行してもう間もなく発売の雑誌LEON 2月号OCEANS 2月号にて情報掲載いたしますので皆様お楽しみに。

それでは良い聖夜を。

(decora TOKYO 漆畑)

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