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オーダーメイドレンズの話

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January.

2020.

こんにちは。漆畑です。

 

今日はオーダーメイドで作るレンズの話をしてみたいと思います。

 

眼鏡のレンズをオーダーメイドってどういうこと?と思われる方も多いと思います。

 

眼鏡はフレームを選び、その方の眼の状態に合わせて度数を決めていくという過程は、いく通りもある度数からその方に合った度数を選んでいくわけで、そもそもオーダーメイドのようなものなのでピンとこないのではないかと思います。

 

では何がオーダーメイドなのか?

 

例えば、たまたま同じ度数の2人が同じフレームで眼鏡を作るとしましょう。

 

でも、2人は同じ顔型でも同じ眼の位置でもありません。

 

厳密に言えば、同じ度数の同じ眼鏡であってもこの2人がレンズを通して見ている世界は実は異なっているのです。

 

微妙な歪みであったり、度数の強さであったり、本人の感覚的な部分もありますが、その眼鏡が顔にかかっている条件が違うため、微妙な差異が出ているのです。

 

顔にかかっている条件?

 

わかりにくいかもしれません。

 

実験してみましょう。

 

東京店の岡部と木村に同じ眼鏡を掛けてもらって、側面から顔にかかっている状態をチェックしてみます。

 

まずは岡部です。

 

着用しているのは同じイエローズプラスのボストン型NICKY。

 

 

 

 

 

サイドからiPadを使って写真を取ります。

 

そして眼に対してフレームの傾斜(前傾角)がどのくらいかをレンズメーカーのアプリを使って測ってみます。

 

 

 

 

岡部の前傾角は10度です。

 

続いて木村。

 

 

 

 

同じくサイドから撮影します。

 

 

 

 

木村の前傾角は15度です。

 

このように耳の位置、鼻の位置によって同じフレームでも掛かり方は人それぞれです。

 

オーダーメイドレンズではこのような掛かり方の違いをデータとしてレンズメーカーに提供し、見え方の最適化を図るレンズです。

 

最適化を考慮するのは以下の3要素。

 

 

眼とレンズの距離(頂間距離)

 

 

上部から見たときのフロントのソリ(そり角)

 

 

眼に対する傾斜角(前傾角)

 

 

 

私もモニターとしてオーダーメイド遠近を試したのですが、歪みの違いは歴然です。

 

オーダーメイドレンズは、今まで歪みを強く感じて遠近や中近がダメだったという方や、強度近視、強度遠視、強度乱視、不同視(左右の度数差が大きい眼)の方にはとりわけ効果的です。

 

店員の基本的なフィッティング技術と最新の光学設計によって眼鏡の見え方は同じ度数でも全く違うものになります。

 

10年前はオーダーメイドレンズの種類はとても少なかったのですが、最近はコストレンジも幅広くなってきましたので、ご興味のある方は気軽にお尋ねください。

 

デザインが変わるのは眼鏡フレームだけではありません。

 

日進月歩するレンズの設計にも拘ってみてはいかがでしょう。

 

オーダーメイドレンズは近視、遠視、乱視はもちろん、遠近、中近など、さまざまな用途に対応しています。

 

 

プレス 漆畑

 

 

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