こんにちは、decora KOBEの大槌です。
先日まで開催致しました「tomas maier 2018 S/S COLLECTION SHOW」に多くの方がご来場くださり、誠に有難うございます。神戸店初開催となったtomas maierのイベントでは、東海岸をイメージした多数のコレクションからリラックスした大人な雰囲気を存分に感じて頂けたのではないでしょうか。
さて、梅雨明けを目前に控え、いよいよ夏本番を迎えようという時季となりました。
この夏を満喫すべくサングラスをお探しの方もまだまだ多くいらっしゃいます。それに伴いサングラスの選び方や機能性、掛け心地などについてご相談いただく機会も多くなります。
今回はその中から掛け心地にまつわる「ノーズパッドカスタマイズ」に焦点を当ててみたいと思います。
ノーズパッドのカスタマイズとは所謂「鼻盛り」のことです。最近ではお客様からも「鼻盛り」という言葉が出てくることもあり、きっと耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インポートのフレームやサイズの大きいフレームでは、元々のノーズパッドが小さいものやブリッジ幅の広いものが多くあります。
そのまま掛けると「まつ毛がレンズに触れる」、「頬に触れる」、「鼻の当たりが痛い」、「より高い位置で掛けたい」といった問題が起きることがしばしばあります。
そこで改善策としてノーズのカスタマイズが必要となります。
弊社ではこのカスタマイズを自社で行っており、今回はそのこだわりをご紹介したいと思います。
まずはプレフィッティングをした上で、フレームの掛ける位置や美観、また機能性を考慮しパッドを選定します。
その際どれくらい幅を寄せるか、高さを出すか、まつ毛の長さや鼻の角度などを確認し、パッドを貼る位置や角度を決定します。
フレームをフロント、テンプル、レンズに解体し、いよいよ準備万端です。
まずはプレフィッティングの際に確認した位置にパッドの貼る接地面を作ります。
様々なヤスリを駆使し、手作業で平らな面にします。ここでの微妙なズレが仕上がりに大きな差を生むため、慎重かつ丁寧な作業が求められます。
接地面の用意ができたらパッド、フレームそれぞれの接地面を特殊溶剤で溶かし溶着します。この時気泡や隙間があると接着強度が落ち、美的にも美しくありません。フレームの土台がいかに丁寧な作業をなされているが鍵となります。気泡や隙間なくデータ通りの位置に接着できたら十分に時間をおき、溶剤が落ち着くのを待ちます。
しっかりと溶着させた後、様々な粗さのサンドペーパーを使い、パッドの余分な部分を削り、鼻に当たる箇所をより滑らかに仕上げていきます。
そして形を整えれば、最後にバフで総仕上げをします。
ヤスリ傷やエッジなどが残らないように、またフレームとパッドの境目が滑らかに一体感が出るように丁寧に仕上げて完成です。
また、様々な種類や大きさのノーズパッドをご用意しております。フレームとの相性やお好みの掛け心地に合わせてご提案致します。
土台作りから溶着、そして研磨までを手作業で行う為時間がかかりますが、こだわりの眼鏡やサングラスの掛け心地でお悩みの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
※通常納期は7〜10日間頂いております。
※素材や状態によってカスタマイズ出来かねるものもございます。お気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい。
※弊社ご購入分につきましてはカスタマイズ費用無料、お持ち込みフレームの場合には¥5,400(税込)かかります。予めご了承下さい。
快適なサングラスで夏を満喫してみてはいかがでしょうか。
(decora KOBE 大槌)
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