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装用感

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 06

March.

2019.

こんにちは。デコラ東京の岡部です。

 

ここ最近、フレームが歪みのために装用感が悪くなりお困りの方を何名様かご対応させていただきました。転倒された方・ぶつけてしまった方・眼鏡を掛けたまま寝てしまい歪みが生じてしまわれた方…。理由は様々なのですが、いつもと異なる見え方、掛け心地での生活はストレスを感じてしまいます。

 

装用感。なんともぼんやりした表現に感じます。

 

フィット感(=掛け心地)の良さを指すこともあれば見え方(=求めている視界が得られているか)を指すことも有りますが、適切なフィッティングとレンズ選択、加工方法により大きく左右されます。双方のどちらが欠けても満足行く装用感は得られないのです。

 

本日はざっくりとではございますが、装用感を上げて良い状態を保つためのいくつかの方法をご紹介したいと思います。

 

 

 

 

☆フィッティングで装用感を改善。

眼鏡は毎日使用するものですから常に綺麗に掛かった状態で使用したいものです。レンズの光学性能を可能な限り引き出して装用感を良くするための基本事項としてフィッティングは欠かせません。コレをおざなりにしてしまう眼鏡技術者はモグリと言ってもいいでしょう。

 

一般的な単焦点レンズ眼鏡作成時の光学中心セット位置はレンズ縦幅のセンターから1~2mmアップの位置と言われています。

しかしながら昨今のデザイントレンドであるクラシック系アイウェアは上記位置での作成を行った場合、適切な光学中心位置で掛けられる方は稀です。瞳孔とレンズの光学中心位置がズレるとレンズの光学性能が損なわれます。どんなに高額なレンズを購入してもこれでは非常に勿体無いお話です。

 

 

 

 

岡:「ちょっとちょっと松井くん。眼鏡ずらしてみてくれる?」

松:「イヤですよ。格好悪いです。」

岡:「まぁまぁそんな事言わず。さぁ、ズルっとやってみて。見え方はどうかな?」

松:「見づらいに決まってるじゃないですか…。」

 

 

 

 

岡:「次は眼鏡を正位に戻してみようか。」

松:「もう…。私も忙しいんですよ。」

岡:「まぁまぁそんな事言わず。グイッと戻してみて。見え方はどうかな?」

松:「とてもクリアです!」

 

 

このようにフィッティングと光学中心のセット位置の関係は外観も含め非常に重要なのです。

累進レンズを使用する眼鏡のアイポイント取得は当然行われているのですが、当社では単焦点レンズにおいても実施しています。

 

また、アイポイントに加えて次の3つの要素も装用感を左右します。

 

 

 

①フレーム前傾角(レンズ縦方向の傾斜)

 

 

眼鏡はある程度傾いていた方が自然な見え方になります。遠近両用レンズは特にそうなのですが、単焦点レンズにおいても同様です。足元の見え方などに違いが出ます。

 

 

 

②フレーム反り角(レンズ横方向の傾斜)

 

 

フェイスに対して眼鏡がどれだけ反っているか。ここで気を付けたい点は「逆」に反っていないか。これはとても重要なことなのです。上の絵とは逆にV字に反ってしまうと違和感を感じやすくなります。ハイカーブフレームのようなタイプになると通常の単焦点レンズでは違和感が強くなることと、フレームにセットすることも困難になります。その際には度数の補正を効かせた専用レンズのご購入をおすすめ致します。

 

 

 

③角膜頂点距離

 

 

レンズと角膜の頂点間の距離です。平均12~14mmとされています。例えば近視の方の場合、この距離が近すぎると強く、遠すぎると弱く感じる違和感が生じる場合があり、外観面でも睫毛が触れて汚れやすくなったり目が小さく(又は大きく)見えたりすることも。

 

 

 

 

 

☆レンズの性能も装用感に影響します。

ここまでのお話は眼鏡ご購入時やご来店時のメンテナンスでほぼプライスレスにて行える調整になります。こちらは少しコストがかかりますが、一番装用感の違いを実感いただきやすい方法になります。

 

オーダーメイドの服、靴、その他自分の目的に合わせて作る世界に二つと無いアイテムのフィット感、満足感は本人様にしかわからない喜びです。かくいう私も自分で着るシャツはもう何年も市販品を購入せずオーダーしています。

眼鏡にも同様のことが言えると思います。特にレンズに関しましては。球面レンズからスタートした眼鏡用レンズも現在は非球面レンズが主流となります。非球面レンズも年々進歩しており、最先端は眼鏡用レンズのフルオーダーメイドタイプです。

 

 

 

 

上図はNikon社による像の歪み改善イメージです。

メーカーによって軸補正の考え方とアプローチ方法は異なります。

私がこの業界の仕事に就いた頃、一般的な眼鏡用レンズといえば球面と非球面くらいしかありませんでした。それから像の歪みを抑える仕組みも年々進歩しており、今から20年ほど前、1998年に両面非球面レンズが初めて発売されます。

そこから補正軸の本数が8軸に増え、現在は360度の補正を行えるようになりました。ここまでは10年そこそこ位の年数しか経っていません。昨今のレンズ製造技術の進歩は目を見張るものがあります。

 

 

最新のレンズ設計ですとこのように違いは明らか。装用感向上に大きく貢献します。

例えば、フレームと度数を同条件にして非球面 → 両面非球面への掛替えを行った場合、はじめは少々違和感を感じる場合があります。レンズ構造が変わる訳ですから当然です。しかし慣れてしまえばもう以前のレンズには戻れないと言ったお声を多数いただきます。

 

コストは必要ですが、違和感でお悩みの経験がある方なら一度トライしていただきたい方法です。

 

 

 

 

 

☆その他ご家庭で行える方法

よく店頭で眼鏡をクリーニング頂いた後に「よく見える」といったご感想をいただけることがあります。同じ眼鏡なのに変わるの?と思われる方もいらしゃるかと思いますが、変わるのです。

調整の類につきましては私達にお任せいただき、ご家庭でも可能な日常のクリーニングはクリアな視界を得る方法としては手っ取り早い方法です。

 

皆様ご利用の眼鏡、クリーニング前のレンズ表面が虹色に反射している時はありませんでしょうか?

以前、認定眼鏡士のセミナーに参加した際に学んだことなのですが、実はこの虹色は不必要な光の反射によるもので、レンズ表面の油膜の厚みの違いによってレンズ表面の反射率が変化して起こる現象なのだそうです。色の違いは油膜の厚みの違いによるものなのですね。

クリーニングによって油膜を除去するとランダムな反射がなくなりクリアな視界が得られるようになるという訳です。

 

 

 

 

 

いくつか装用感を上げる方法をご紹介しましたが、これが全てではありません。度数の変化、生活環境やサイクルの変化によって現状の度数では目に負担が掛かっているケースも十分に考えられますので何だかいつもと違うな?と思われましたら何なりとご相談くださいませ。

 

この季節はご出張や旅行で東京方面へお越しの方も多くなります。

ちょっと東京でメガネでも見てみようかなと思われた際にはぜひ当店も候補に入れて見てください。

 

 

 

(decora TOKYO 店長  岡部)

 

 

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