こんにちは、デコラ神戸の柴田です。
今回は、リーディンググラス(老眼鏡)しかご使用経験のない方のお悩み相談ついて、簡単にご紹介
したいと思います。
50代の女性の方で、数年前から既製老眼鏡を使い出したが、PC作業時にとても疲れを感じるようになり、何か良い手立てはないものかとご相談に来店されました。
これまで眼鏡の装用経験はなく、手元の見え方以外では不自由なくお過ごしだったそうです。
一通り見え方の確認を終えると、普段はあまり気にならない遠方の見え方にもややボヤけがある事と手元が見えやすい眼鏡だとPCディスプレイが見づらく、PCディスプレイが見やすい眼鏡だと手元が見えにくくなる事《手元(老眼)の進行》が確認できました。
*既製老眼鏡は、左右同度数レンズで、レンズ性能は必要最低限、また瞳孔間距離も平均値のため、必ずしもその方にとって、「最適な眼鏡」とは言えず、眼の疲れの原因となる可能性があります。
これらの事から、まず初めに「遠近両用レンズ」のテスト用レンズをお試しいただきました。
遠近両用レンズの基本構造図
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に「遠近両用レンズの構造」について…
一見、通常の眼鏡(単焦点レンズ)のような境目のない遠近両用レンズは、例えると大きく4つの部屋に分かれています。上から「遠く用」「室内用」「PC用」「手元用」というように、ゆっくりとピントが合うように度数が変化していきます。
視線の自然な移動に合わせて度数が変化していくので、この1本の眼鏡で遠方から近くまでをご覧いただきやすくなります。
また、従来の遠近両用レンズでは、周辺部にボヤけてしまう部分が多く存在しましたが、最新設計の遠近両用レンズでは、周辺部のボヤけてしまう部分を大幅に削減しています。
最新設計の遠近両用レンズでは周辺部のボヤけ部分が少ない
従来の遠近両用レンズでは中間距離〜手元の「中間視野」が狭くなってしまう
オーダーメイド遠近両用レンズの方が「視野が拓けた」ようにナチュラルな感覚でご使用いただけます
実際に、こちらの2種類の遠近両用レンズをテスト用レンズで試していただくと、従来の遠近両用レンズでは「浮遊感はあるが、慣れれるのではないか?!」という感想でしたが、最新設計の遠近両用レンズでは「違和感もなく、とてもナチュラルな見え心地」という感想でした。
この時点で、お客様は心はほぼ「遠近両用レンズ」に決まっていたと思われますが…
私の中で少し気になることがありました。それは、一番お困りの『既製老眼鏡を使い出したが、PC作業時にとても疲れを感じる』という点でした。
遠近両用レンズでもPCディスプレイから手元は見えやすくなりますが、一番お困りのPC作業をもっと快適に見ていただけるのは…ということで、最終的にご提案したレンズは、
『中近両用レンズ』
中近両用レンズの基本構造
中近両用レンズとは、簡単にいうと「室内空間快適レンズ」です。
遠近両用レンズと比べ、室内~PC~手元までの視野が広く、度数もなだらかに変化していくこと
で、眼鏡装用歴のない方でも慣れていただきやすいという特徴があります。
また、中近両用レンズには、皆様それぞれで違うライフスタイルやお困りの点にピンポイントで
お応えできる3タイプのレンズ設計がございます。
これら3タイプのレンズ設計の中から、
・PC作業や手元が見やすく、疲れを軽減できる
・必要に応じて掛けたり、外したりされる
・眼鏡初心者の方でも比較的慣れていただきやすい
・「遠方の見え方にややボヤけを感じている」ので、お出かけやお買い物時にも使いやすい
という事から、お選びいただいたのは「中近両用レンズのウォークタイプ」でした。
出来上がった眼鏡のお渡し直後から「とても見えやすく、目が楽になった」とお喜びになり、
そのまま掛けてお帰りになられました。
現在、このような状況でテレワークなどPC作業が以前に増して多くなってきました。何かお困り
のことがございましたら、お気軽にご相談ください。
また、今回のレポートが、皆様の「より良い眼鏡選び」のヒントになれば幸いです。
(decora KOBE 店長 柴田)
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