古き良き時代の紳士の眼鏡をイメージした当社オリジナルブランド「FISH&CHIPS(フィッシュ&チップス)」に新作「THREE PIECE-SR」が加わります。
3月7日 全店発売です。
19世紀以降、欧米諸国の技術革新の結果、眼鏡には様々なスタイルが誕生しました。その中にスリーピースやリムレスと呼ばれる縁無し眼鏡がありました。縁無し眼鏡とは、レンズの両端に穴を開け、ブリッジとテンプル(腕部分)をねじ止めするというもので、高い技術力を必要とするモデルです。
縁が無くなる事によって格段に顔馴染みが良くなり、フレームの重量は軽減されるようになって好評を博しました。
今回、私達が注目したのは1920年代につくられていたサドルブリッジ(一山)の縁無し眼鏡です。世界恐慌によって職を失った宝飾職人が眼鏡業界に流入し、眼鏡に装飾性がもたらされたのが1930年代ですから、このスタイルは眼鏡技術者による純粋なデザイン。究極のクラシックアイウェアの一つと言っても過言ではないでしょう。
今作は、レンズに直接パーツをねじ止めする構造のため、フレームには弾力性の高いチタンを使用し、レンズにかかる負荷を最小限にしています。
また、クラシックアイウェア特有の繊細なラインを表現するため、テンプルやそれをつなぐブローチ(丁番部分)は強度が保てる限界まで細くしました。
そして、部分的にさり気ない彫金模様を施し、シンプルなモデルながらも細部にまで拘ったデザインを感じていただけるようになっています。縁無し眼鏡は90年代のはじめに流行した時を除けば、ファッション的なアプローチで語られる事は少なく、ブランドが新作として発表するのはごく稀です。レンズ加工に技術を必要とするため、眼鏡店での取り扱い数も多くありません。
私達はこの手間のかかる美しい眼鏡をこのまま埋もらせてしまうのではなく、シンプルなデザインを生かし、様々なスタイリングにフィットするファッショナブルなアイウェアとして提案したいと考えています。
ミル打ちと呼ばれる連続したドット柄のシンプルな彫金模様が入ったサドル(一山)ブリッジ 。
ヴィンテージフレームのような繊細さを表現するため、強度を確保できる限界まで細くしています。
こちらにもさり気なく彫金模様を入れています。
視界をが遮らないようにレンズを保持するパーツは、当時のフレームと同様に可能な限り小さくデザイン。
ネジも1.2mmという通常より細いものを採用しています。
col. W
col. G
col. AS
col. AG
Bland: FISH&CHIPS
Model: THREE PIECE-SR
Color: W,G,AS,AG
Price: ¥26,000(+tax)
何度も試作を繰り返してようやく完成した渾身のモデルです。
ぜひ、店頭にて実物をご覧になって下さい。
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