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魅惑の世界

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December.

2018.

こんにちは。デコラの漆畑です。

 

デコラ東京では現在“The spectacle”のイベントを開催中です。

 

ブランドの概要は岡部ブログをご参照ください

→2018/11/28 ブログ「The Spectacle SPECIAL EXHIBISION

 

ザ・スペクタクルに関心を持たれる方は、ファッション感度の高い方が非常に多くて、いろいろみて掛けた経験を経てここに行き着くといった方も少なくありません。そういう意味で最高峰のメガネなのだなと実感しております。

 

今回のイベントで届いている商品の中から、これは!と思ったモデルをいくつかピックアップしてみます。

 

 

 

 

こちらはSHURON社製のコンビネーションフレームで、50~60年代のモデルと思われます。アメリカンオプチカルやボシュロムなども当時製造していた普及型のコンビネーションと比べて、フロントに飾り鋲がないことや非常に肉厚でフロントに多面的なカッティングがなされているのが珍しく、推測するに当時ヨーロッパの、とりわけ旧西ドイツで製造されていた立体的で迫力のあるサーモントブローの眼鏡に触発されたのではないかと考えます。冷戦の真っ只中、混沌とした時代の難局を乗り切るために指導者的立場の特権階級や思想家なども愛用したのではないかと想像が膨らみます。  ¥118,800(税込み)

 

 

 

 

 

こちらはUSS社のF9モデルと言います。USSとはUnited States Safety Service corporationの略称で、50〜60年代に米軍関係の眼鏡を製造していた最大のサプライヤーでした。アメリカの軍モノアイテムにはMA-1やM65などローマ字と数字で型番が管理されているのと同じく、眼鏡にも部隊やカテゴリーなどでミルスペック特有の意味があるはずですが“F9”が何を意味するのか調べは追いついておりません。当時は同モデルがサイズ展開されていて、このモデルも同型のサイズ違いが存在します。デットストックの中ではストック数も多く、当時非常に多く供給されていた型と思われます。そのため価格も魅力で、現行の眼鏡価格とそれほど差はありません。デザイン的にも後のウェリントンのお手本になった非常に完成度の高いモデルなので、デイリーに活躍できるかと思います。  ¥46,440(税込み)

 

 

 

 

 

 

こちらはBausch&Lomb社製のRAY-BANの70年代モデル“DEKKO”です。

90年代まで製造されていたプチヒットモデルで、あぶない刑事的な時代感が溢れ出ています。迫力のある太テンプルと多面的なカッティングは逆に今新鮮です。USAという刻印が入っているのは海外への輸出がすでに行われていた証で、国内のみで展開されていた頃のRAY-BANと区別するポイントです。  ¥144,720(税込み)

 

 

 

 

 

 

こちらは30年代SHURON社の激レア3pieceです。ブリッジ、両テンプル、大きく分けて3つのパーツで構成されたいわゆる縁なしですね。ノーズパットがブリッジと一体になったレアピースでテンプルが付いている位置もレンズ中央にあるサイドマウントと呼ばれるこれまたレア仕様。眼鏡のツルが視界に入らないように後年ツルの位置は上部に移動していくのですが、サイドマウントということはそれだけ年代が古いということになります。他社との差別化モデルとして極少量、特定の時期にだけ作られたと推察されるモデルです。ブリッジの裏に“M.H.HARRIS”という刻印が掘られており、特別な顧客のために用意されたのかもしれません。本コレクションは基本未使用のデットストックパーツになりますが、このような激レアピースはイレギュラーでレストアされ再び世に送り出されているのですね。美しいの一言で、イベントならではの逸品です。¥684,720

 

 

奥深いヴィンテージの世界のほんの一端ですが、以上私の気になるザ・スペクタクルでした。

 

皆様のお越しをお待ち致しております。

 

 

(プレス 漆畑)

 

 

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